FLASH + ActionScriptで作成するTikiTikiインターネット
そこで、画像のようでありながらJavaScriptのようなものを利用できるFlashが注目されています。例えば、メニューにマウスが載ると色が変わるロールオーバーという技術がありますが、通常のgif・Jpeg画像とJavaScriptで作成している場合も多いですが、最近ではflashで作成している場合も多くなっています。flashで作成したswfファイルは、(キャッシュ対策のためのHTTPヘッダーをつけるなどの作業をしない限り)キャッシュファイルに残りますが、この場合、メニュー部分のスクリプトの再利用は通常の方法ではかなり難しいです。 一例ですが、海外のサイトで、AmazonのWEB ServiceとFlashの連携でサイトをFlashだけで構築しているサイトがあります。 ただし、最近では、海外製ソフトの中には、ActionScriptをほぼ全て解析してしまい、画像や音楽ファイルなどの全てが根こそぎ、吸い出してしまうソフトが存在しますので、完全ではありません。むしろ、HTMLで画像や音楽ファイルを公開する以上に危険かもしれません。画像そのものをFlashファイルの中に入れたり、画像のパスなどActionScriptの中に書くのは危険でしょう。 ActionScriptを解析されにくくするソフトウェア(ex. ActionScript Obfuscator)なども発売されていますが、私が見聞きしたのはいずれも海外製ソフトでした。私自身がFlashに関しては素人に近いので、試しようがないのですが、海外製ソフトの場合、日本語が通るのかというのが素人目には気になりますね。日本語のコメントや日本語のフォント名がActionScriptに書かれていた場合にどうなるのかという点が気になります。 元々Flashで作成していたサイトのコンテンツを保護するために、上のようなソフトを使うのは良いでしょうが、ソースを隠すためにFlashで作成したはいいが、結局、上のようなソフトを使わないとFlashでも、そのコンテンツを保護できないとなれば、本末転倒かもしれません。 【広告】 YAMAZEN CYBERCOM 肘付きメッシュバックチェアーMCM-45ABK ブラック MCM-45A しかしながら、Flashの普及率は98%以上と言われ、ほとんど全てのユーザーが閲覧することが可能です。JavaScriptをoffにしている人の割合は、私のサイトの統計によれば約2%から3%ですので、Flashの普及率の方が高いです。そのような意味でもFLASHを利用する価値は高いかもしれません。 Flashで利用されているスクリプトはActionScriptと呼ばれていますが、JavaScriptと似ています。それもそのはずで、JavaScriptと同じECMA-262仕様(ECMA = European Computer Manufacturing Association)に準拠しているからです。したがって、JavaScriptを知っている人はActionScript自体は馴染みがあるはずですが、Flash自体の知識は全くHTMLとは別物ですから、FLASHをまだ扱ったことがない人は、勉強する必要があります。下記のようなサイトが必要です。
Flashを利用したサイト構築で問題になってくることがあります。前章の「専用ソフトで暗号化する」の項でも説明しましたが、サーチエンジン対策(SEO)の観点からは好ましくないからです(専用ソフトで暗号化する場合、Javascriptを外部ファイルとして外に出して、SEOにやさしいページにすることは可能です。)。キーワードをHTMLの中に入れ難いために、キーワード検索をした場合に上位に表示される可能性が低くなります。もちろんサーチエンジンの順位はキーワード・デンシティー(ページ内のキーワードの比重)だけで決まるわけではありませんし、最近では「Flashコンテンツを検索可能に〜米MacromediaがSDKを発表」という記事にあるような技術も開発されているようですから、その点はあまり心配要らないのかもしれません。 次のページでは、「ソースを見られないようにすることの応用」を考えていきたいと思います。こんな風な利用の仕方があるのではという提案です。
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