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11．専用ソフトを使用する
今までいろいろな難読化の方法について考えてきたのですが、正直、これらのことをいちいち全て実行するのは大変です。そこで、専用ソフトを利用することを考えると良いかもしれません。● /packer/
http://dean.edwards.name/packer/オンラインで無料で使えます。配列の巧妙な使い方で、メソッド名・オブジェクト名などが数字に置き換わっているため、一目では分からなくなっています。ブラウザ上で利用できるため、Windowsユーザーのみならず、Macユーザーも（Firefoxでなら。Safariでは動きませんでした。）ご利用になれます。（いずれにしても、難読化処理したJavaScriptは、オリジナルのソースがSafariでも動くのなら、Safariでも動きます。あくまでも、ブラウザで難読化処理するプログラマーの環境がSafariだと問題があるようです、ということです。）
ただし、日本語はそのまま残ってしまいますので、第２章で紹介したような方法で英数字だけの文字列に変換する作業を別途やった方がいいかもしれません。また、「save」ボタンでダウンロードされるファイルは、UTF-8でエンコードされているようなので、UTF-8以外のページで使用する場合は文字コードを変えることを忘れないようにした方がいいでしょう。普通は、単純にコピー&ペーストして使うと思いますが・・・。ただ、無料というのは何よりも大きいですね。
● HTML暗号化ソフト「SHTML」
http://www.shtml.jpHTMLファイルのみならず、JavaScript・VBScriptも難読化・暗号化できます。当サイトのウェブマスターが株式会社プランセスの協力のもと、開発したものです。暗号化したJavaScript・JSファイルを含むページ内で右クリックを禁止する機能を追加したり、別ドメインでの実行を禁止したりする（デッド・コピー防止）機能も付いています。
有料ソフト（7,830円）ですが、体験版があります。オフラインでも利用可能ですが、Windows用ソフトのため、Macユーザーの方はご利用になれません（暗号化したソース自体は、オリジナルのソースがMacブラウザ上で動作するものであれば、Macブラウザでも有効です）。日本語も英数字だけの文字列に自動変換されます。
● JavaScript/VBSscript保護ソフト「プランセスJS Encoder」
http://www.js-encoder.com上記SHTMLと同じく株式会社プランセスの製品。SHTMLはJavaScriptの難読化・暗号化のみならず、HTMLソースの暗号化も出来ましたが、こちらはJavaScript/VBScriptの保護に特化した商品。その分、機能も豊富でアルゴリズムも複雑になっています。Google Chromeのデベロッパーツール対策やFirefoxのFirebug対策まであるのが特長。体験版もあります。
● JavaScript Compression
http://www.creativyst.com/Prod/3/正式なページタイトルは、「JavaScript Compression - Compress JavaScript Code Free with this JavaScript Compressor (CSS Too) - from Creativyst」ですが、長すぎるので、上では省略して紹介しています。タイトル通り、無料で圧縮してくれます。オンラインで利用できます。Macブラウザ（Safari・Firefoxで確認。IEの場合、Mac版IEの問題のため、ペーストした日本語が文字化け。）でも動作します。コメントの削除・タブの削除・改行の（一部）削除でファイルサイズを圧縮してくれます。変数の置き換えなどはありませんので、日本語はそのまま残ります。あくまでも圧縮・難読化タイプのWEBアプリであり、暗号化を目的としたものではありませんが、お手軽にファイルサイズを減らし、難読化させるにには良いと思います。
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